武田薬品 資材のデジタル化を推進 25年度末までに21年度比80%削減目指す
公開日時 2023/08/25 04:50
武田薬品は8月23日、国内ビジネス部門で資材のデジタル化を進め、紙資材を25年度末までに21年度比で80%削減することを目指すと発表した。社内資料は原則、すべてデジタル資材を用いるほか、患者向けの指導箋についてもデジタル化の検討を進める方針。また、国内ビジネス部門の社用車を25年度までに電気自動車(EV)/ハイブリッド自動車(HV)100%にすることも目指す。国内ビジネス部門での気候変動への挑戦の一環で、それぞれ年間2370t年、2800t排出しているCO2を、25年度までに合計56%削減できる見込みとしている。
◎25年度までにEV/HV化100%を目指す 寒冷地での適合性にも配慮
同社は、気候変動を世界的脅威として捉え、「CO2を削減し、タケダの存在意義と私たちの⽬指す未来を実現する」を目的に、取り組みを進めている。取り組みは、①資材のデジタル化、②社用車のEV・HV化-が柱。資材のデジタル化をめぐっては、国内ビジネス部門((ジャパンファーマビジネスユニット)とび日本オンコロジー事業部において、MRの情報活動資材のデジタル化をさらに進める考え。国内ビジネス部門で使用されている医療関係者向けの情報活動紙資材を、25年度末までに21年度比で80%削減を目指す。
社用車のEV・HV化では、MRの使用する社用車についてエコドライブを推進。寒冷地での適合性なども配慮しながら、EV/HV車の導入を進め、25年度までにEV/HV車100%を目指す。