前立腺がん経口薬 イクスタンジは月間1.7万人
金額ではザイティガ肉薄 ニュベクオは効追で上向く
公開日時 2023/07/01 00:00
2019年の全国がん登録で罹患数が約9万5000人と男性で最も多い前立腺がん。手術やホルモン療法などで5年生存率は95%以上と予後は良好だ。ただ、ホルモン療法中に増悪した「去勢抵抗性前立腺がん」(CRPC)に限れば、経過は思わしくない。このアンメットニーズを満たす薬剤として14年以降に相次いで登場したのが新規抗アンドロゲン剤、すなわち、エンザルタミド(製品名イクスタンジ)、アビラテロン(同ザイティガ)、アパルタミド(同アーリーダ)、ダロルタミド(同ニュベクオ)だ。それぞれ、CRPCあるいは非転移性CRPCといった承認時適応から投与対象を広げている。今回は、新規抗アンドロゲン剤を中心に、従来のホルモン療法薬を含む経口の前立腺がん治療薬について紹介する。いつものように調剤レセプトや社保レセプトな...