ＭＲ認定センターは１月31日、2022年12月に実施した第29回ＭＲ認定試験の合格者数は1010人で、合格率は82.0％だったと発表した。80％の大台を超えたのは、12年の第19回試験（合格率81.3％）以来10年ぶり。コロナ禍の緊急措置としてウェブ形式で実施した前々回（20年12月）を除く合格率は平均79.5％であり、今回の合格率は高水準だった。しかし、受験者数は1232人、うち新規受験者数は1035人でそれぞれ過去最低を更新した。

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受験者数の内訳と合格者数及び合格率は、▽新規受験者数1035人、うち合格者数878人、合格率84.8％、▽再受験者数197人、うち合格者数132人、合格率67.0％――だった。再受験者の合格率は近年40％前後で推移しており、今回は特に高かった。ＭＲ認定センターは本誌取材に、「受験された皆さんはよく勉強したと思う。特に再受験者が頑張ったことで、（80％超えの）全体の合格率に寄与したとみている」とコメントした。

今回は例年と同じく東京・大阪の２会場で、集合形式で実施した。全問５肢択一方式。合格点は「医薬品情報」が55点（80点満点）、「疾病と治療」が61点（110点満点）、「ＭＲ総論」が54点（80点満点）――だった。合格者には「ＭＲ認定試験 合格証」を発行する。合格者のうち、６カ月のＭＲ経験を修了認定された者は、申請により、「ＭＲ認定証」を発行する。

次回の第30回ＭＲ認定試験は23年12月10日に、東京と大阪の２会場で実施する予定。ＭＲ認定センターによると、次回も５肢択一方式とし、18年版のＭＲテキストから出題する予定。