米国研究製薬工業協会（PhRMA）は12月６日、次期在日執行委員会委員長に、日本イーライリリー代表取締役社長のシモーネ・トムセン氏が就任すると発表した。就任は2023年1 月1日付。現委員長のジェームス・フェリシアーノ氏（アッヴィ合同会社社長）は、今年12月末で委員長職の任期満了を迎えることに伴うもの。女性が在日執行委員会委員長に就任するのは初めて。

在日執行委員会副委員長には、關口修平氏（ヤンセンファーマ代表取締役社長）、カイル・タトル（MSD代表取締役社長）が就任する。

トムセン氏は、「継続的なイノベーションが、新型コロナウイルスやその他数多くの有効な治療方法が確立されていない状況と向き合うために必要不可欠だ。PhRMA在日執行委員会委員長として、患者さんにとってより良い治療成果や日本経済の成長実現、新たな治療薬やワクチン開発と供給の努力が評価・支援されることを目指す、創薬イノベーション・エコシステム構築に向けた政策立案において、引き続き日本のステークホルダーの皆様と協力していくことを望んでいる」とのコメントを寄せた。