シオノギファーマと新日本科学は8月2日、医薬品の受託製造開発・研究開発に関する業務提携契約を締結したと発表した。シオノギファーマのCDMO事業と新日本科学のCRO事業の相互補完を目指したもの。シオノギファーマは新日本科学の顧客に、治験薬（前臨床試験用原薬・製剤含む）や医薬品等の製法設計や開発・製造・品質に関するニーズに対応する。一方で新日本科学はシオノギファーマの顧客に対し、前臨床試験に関するニーズに対応することで、双方の顧客の医薬品開発のスピードアップと効率化に協力して取り組む狙いがある。

◎経鼻投与製剤等の製造開発推進に向けて新日本科学の100％子会社SNLDと業務提携も

両社はまた、新日本科学の100％子会社であるSNLDと経鼻投与製剤等の製造開発推進に向けた業務提携契約を締結した。新日本科学トランスレーショナルリサーチ（TR）事業部門の経鼻投与製剤等のプラットフォーム技術を活用した事業と、シオノギファーマのCDMO事業の業務提携により、経鼻投与製剤等に関する製造開発を効率的に推進する。また、経鼻投与製剤等を適用した医薬品開発を希望する顧客に、製剤研究から治験薬製造までをシームレスで速やかに展開する。