インタラクティブソリューションズは7月25日までに、同社のInteractive-Pro（iPro)に営業活動で蓄積される膨大なデータを収集・分析し、即座にビジュアル表示できる“リアルタイムダッシュボード”機能を追加したと発表した。オンライン・オフラインでの営業活動ログを即座に視覚化できるほか、ハイブリッド営業を実践する大規模な営業組織のデータ活用を支援する。同社は、複数ツール連携などの煩雑な作業を省力化でき、生産性向上を期待できると強調している。なお、7月22日からサービス提供を開始している。

ＭＲ活動も2年間のコロナ禍を経て、オンラインとリアルのハイブリッド営業が浸透している。コロナ「第7波」の急拡大を踏まえ、改めて医療機関の訪問自粛やオンライン面談、Web講演会などのデジタルツールの活用が求められる状況にある。同社は、こうした状況を踏まえて、リアル・Webプロモーションや、リアルディテールデータ分析、発話音声認識による活動報告、ＡＩ・音声認識による発話教育やプレゼン動画などの営業活動をビッグデータ化し、それらをビジュアル化できる“リアルタイムダッシュボード”機能を新たに追加した。

今回の機能追加について同社は、「顧客セグメント・コンテンツごとの使用状況を様々な切り口でリアルタイムにレポート化、製品・ＭＲ・営業所－ごとの営業活動や教育の進捗管理、販売情報活動ガイドライン遵守状況の管理、ドクター属性別のニーズ予測などマネジメントや戦略立案に活用できる」と強調している。

関根潔社長は、「営業活動がハイブリッドに大きく変化した。このような大きな環境変化の中では、クライアントとの限られた面談時間の有効活用が求められる。同時にクライアントからの質問への即応性が営業活動を成功に導くカギとなる」と指摘。「音声認識・ＡＩでの教育データ利活用から営業活動ログであるビッグデータの解析まで、ＢＩを用いたダッシュボードで一気通貫に解析するプラットフォームiProを自社開発し、提供する」と述べた。