出荷調整・停止 オゼンピックの切替先
トルリシティへ2万人、リベルサスへ7000人
公開日時 2022/07/01 00:00
GLP-1受容体作動薬は、週1回投与のトルリシティ(一般名:デュラグルチド)やオゼンピックSD皮下注(同セマグルチド)の上市、さらには初の経口薬であるリベルサス(同セマグルチド)の登場もあり、糖尿病治療薬の中でも存在感を示すようになっている。そうした中で今春、オゼンピックSDに出荷調整・停止の事態が発生した。クラスのシェアが上向いた矢先の出来事に、同剤と類薬の処方はどう動いたか。今回も、調剤レセプトや社保レセプトなどのリアルワールドデータ(RWD)で実際の処方動向を把握し、拡大推計して市場全体の処方実態も分析するインテージリアルワールドの統合医療データベース「CrossFact」をもとに検証する。まず、調剤薬局における糖尿病治療薬の動向を確認しておこう。糖尿病治療薬は月間400万人(拡大推計...