ノボ・ベック社長 糖尿病治療薬・オゼンピック、ライゾデグの供給不安「極めて残念な状況に直面している」
公開日時 2022/04/21 04:49
ノボ ノルディスクファーマのオーレ ムルスコウ ベック代表取締役社長は4月20日会見し、供給不安が起きているオゼンピック皮下注SD、ライゾデグ配合中フレックスタッチについて、「今回極めて残念な状況に直面している」と述べ、お詫びした。
オゼンピック皮下注SDについては2月14日から出荷調整・停止を医療従事者向けに情報提供を開始。0.25/0.5mgについては現在、出荷停止となっている。ベック社長は、「製造会社で問題があり、それに伴うものだ。ただ、こういう状況に陥ったことをお詫び申し上げる。極力早く、供給を再開しようと思っている。開始できるよう、全力を尽くしている」と述べた。
また、ライゾデグ配合注フレックスタッチについては3月31日に出荷調整・停止の情報提供を開始。4月18日以降、出荷を再開し、4月末頃には十分な供給量を提供できるとしている。ベック社長は、「原因としては、ウクライナの情勢でフライトが影響を受けたためだ。ロシアの上空を使用できないため、しっかり供給できていない状況になっている。ただ、供給に関しては目途がついているので医療機関、卸に対し十分な量をまもなく供給できると考えている」と述べた。