「患者中心の医療実現」で製薬企業の貢献を考える
22年度診療報酬改定
公開日時 2022/04/01 00:00
「デジタルを使ってこれからの医療を進めるときには、個人に合わせることが大事だ。まさにプログラム医療機器はその個人に最善の診断や治療を提供するものだ」――。塩崎恭久元厚労相(前衆院議員)は2月4日に開かれたSaMDフォーラム2022でこう話した。22年度診療報酬改定では、オンライン診療・服薬指導が初診から解禁されたほか、プログラム医療機器(SaMD)の診療報酬上の位置づけが明確化されるなど、デジタル活用が項目に多く含まれた。距離や時間を超えるデジタルの活用は、患者と医療者との壁を壊し、患者中心の医療の実現を手繰り寄せる。(望月英梨)22年度改定では、オンライン診療・服薬指導が初診から解禁になる。デジタルのメリットは時間や距離の概念に縛られないことだ。「患者の受診機会を増やすことは大事だ」――。...