共和クリティケア 「サブビタン静注」の一部ロットを自主回収(クラスⅡ) 有効成分の含量が低下
公開日時 2021/12/21 04:50
共和クリティケアは12月20日、混合ビタミン注射液の「サブビタン静注」の一部ロットを自主回収(クラスⅡ)すると公表した。安定性の確認において、有効成分の一つであるチアミン塩化物塩酸塩の含量が低下し、承認規格を下回る結果が得られたため、当該ロットの自主回収を判断した。
自主回収の対象製品は、サブビタン静注(製造番号:21E01)。出荷時期は21年3月24日~4月14日。出荷数量は1266箱。危惧される健康被害について同社は、チアミン塩化物塩酸塩含量の承認規格からの乖離はわずかであることから、「重篤な健康被害が発生するおそれはない」としている。納入先施設はすべて把握しており、「納入先に文書で情報提供のうえ、適切に自主回収を実施する」とした。