モデルナ日本法人 初代社長に鈴木蘭美氏就任 フェリングCEOなど歴任
公開日時 2021/12/02 04:48
米国モデルナは12月1日、日本法人のモデルナ・ジャパンの初代社長に鈴木蘭美(らみ)氏が同日付で就任したと発表した。モデルナは東京に拠点を設立しており、鈴木社長が日本での事業活動を統括する。スタッフの採用も進める。
鈴木氏は、モデルナ入社前はフェリング・ファーマCEO兼代表取締役を務めた。それ以前は、ヤンセンファーマのビジネスデベロップメント本部長やメディカルアフェアーズ部門本部長、エーザイの事業開発責任者などを歴任した。1999年に英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンで医学博士号を取得。
モデルナのパトリック・ベルクシュテット・ワクチン営業担当上級副社長は、「現在増強を進めている日本のモデルナ拠点を鈴木氏が統括することは、大変喜ばしいこと」とした上で、「日本の医療現場における彼女の幅広い経験と知識は、日本においてモデルナのプレゼンス確立とmRNAパイプラインの継続的な発展に寄与するもので、私たちにとって貴重な即戦力となる」とコメントした。
鈴木氏は社長就任にあたり、「このような重要な時期にモデルナの一員となることは大変光栄」とし、「グローバルそしてアジアでの拡大を進めるモデルナにとって、日本はとても重要。モデルナが日本においてもmRNAサイエンスを継続的に提供するために、多様なネットワークを構築し、みなさんとの信頼関係を育むことができるよう、全力で邁進する」と所信を述べた。