報告数は大幅減 違反疑いの35.7%「オンライン個人面談」
厚労省・20年度「販売情報提供活動監視事業」
公開日時 2021/09/01 00:00
広告違反疑い医薬品は延べ14件違反疑い項目は延べ17件厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課は8月18日、2020年度「医療用医薬品の販売情報提供活動監視事業」の結果を公開した。20年度中の8か月間におけるモニター調査から延べ21件の疑義報告があった。うち広告違反が疑われた医薬品は延べ14件、違反疑い項目は延べ17件に及ぶ。違反疑い項目で最も多かったのが、「エビデンスのない説明」で全体の29.4%を占めた。一方、違反疑いのあった医薬品の情報入手方法は、MRなど製薬企業担当者による「オンライン・Web個人面談」が全体の35.7%を占めてトップとなった。新型コロナの流行期と重なり、MRによるオンライン面談時の違反事案の実態が浮かび上がった。(沼田佳之)販売情報提供活動監視事業は、モニター...