子宮筋腫 20年ぶり新薬レルミナはシェア89%に
21年4月時点 月経困難症薬シェアトップは「ルナベル+フリウェル」
公開日時 2021/07/01 00:00
女性の悩みをテクノロジーで解決する「フェムテック」、コロナ禍の経済的困窮に端を発した「生理の貧困」など、女性のQOLの向上とその解決策に関心がより集まっている。もちろん医薬品も課題解決の一翼を担っている。そこで今回は女性医療における処方薬にフォーカスし、産婦人科疾患のうち月経困難症と子宮筋腫、女性患者が多い疾患として片頭痛の処方動向を見てみる。いつも通り、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析するインテージリアルワールド(略称:IRW、旧社名:医療情報総合研究所(JMIRI))のデータを用いる。月経困難症は月経期間中に月経に随伴して起こる病的症状を指し、生殖年齢の女性3~4人に1人で見られる。疼痛緩和にNSAIDsやLEP(低用量エストロゲン・プロゲスチン配合剤)などが使われ、LEPは、...