新薬創出等加算品であっても競争市場では薬価引下げも
2021年度薬価改定 製薬各社別の影響率を集計
公開日時 2021/04/01 00:00
ミクス編集部は製薬各社(有効回答58社)に、2021年度薬価改定の影響を調査した。新薬メーカーの改定影響率は「2〜4%台」に回答が集中したことがわかった。企業間でみると、スペシャリティ領域で革新的新薬を上市する企業ほど影響が軽微となる傾向がみられた。一方で、新薬創出等加算品については本来、中間年で引下げを受けない年に当たっていたが、糖尿病市場をはじめとした競争市場で一部加算品の薬価が引下げられていたほか、逆に武田薬品のネシーナは改定影響を受けないなど、各社ごとの流通政策の違いも見て取れた。(各社影響率及び主力品(汎用規格)改定率のダウンロードはこちら)製品構成の影響大きく武田薬品は「2%台半ば」、第一三共は「3%台」2021年度薬価改定は、乖離率5.0%以上の品目が改定の対象となった。このた...