ファイザーの新型コロナワクチン「コミナティ」日本への空輸が開始 DHLとANAで
公開日時 2021/02/22 04:50
ファイザーは2月19日、新型コロナワクチン「コミナティ筋注」について国際輸送物流会社のDHLグローバルフォワーディングジャパンと全日本空輸(ANA)とベルギーから日本までの国際区間の輸送を開始したと発表した。
ファイザーは、DHL、ANAと新型コロナワクチンを厳密な温度管理で安全に輸送・供給するためのオペレーション体制を構築した。今後もベルギーから日本への新型コロナワクチンの輸送・供給を進めていく。
米国ファイザーは、ドイツのBioNTech社と共同開発した新型コロナワクチンに関し、日本政府と締結した最終合意書に基づき、2021年に約1億4400万回分を提供する予定。DHLは、グローバルおよび国内のコールドチェーンネットワークと医薬品ロジスティクスの専門知識を活用することによって、ワクチンを安全に輸送し全国の主要な接種施設へ届ける。日本のスペシャリストチームは、厳格な輸送要件を満たすため、安全なワクチン輸送方法を確立した。
ANAは、医薬品輸送に関わる人員、訓練体制、品質管理、ハンドリングマニュアルを有している。
ファイザーは、DHL、ANAとの新型コロナワクチンの輸送・供給を通じて、新型コロナウイルス感染症の収束に貢献し、安心して生活できる社会の実現を目指す。