日本医師会など医療9団体 新型コロナの年末年始対応で「医療緊急事態宣言」を発表
公開日時 2020/12/22 04:50
日本医師会など四師会と四病院団体協議会、東京都医師会の9団体は12月21日、全国の医療提供体制がひっ迫しているとして、「医療緊急事態宣言」を発表した。宣言では、「医療従事者を含めたすべての日本国民が一致団結し、新型コロナウイルス感染症を打破する意を決するときは今しかない」と強調した。日本医師会の中川俊男会長は、同日の会見で、「全国民が一丸となって感染防止を徹底する」よう呼びかけた。
医療緊急事態宣言では、「医療崩壊を防ぐために最も重要なのは新たな感染者を増やさないこと」と指摘した。そのうえで、クリスマスや年末年始など、「今後の日本を左右するといっても過言ではありません」と警鐘を鳴らした。
宣言は、①国や地方自治体に国民への啓発並びに医療現場の支援のための適切な施策を要請する、②国民の生命と健康を守るため、地域の医療及び介護提供体制を何としても守り抜く、③国民の皆様に対し、引き続き徹底した感染防止対策をお願いする-と記した。