アッヴィ IL-23阻害薬・リサンキズマブの150mg製剤を国内申請
公開日時 2020/09/26 04:50
アッヴィ合同会社は9月25日、 インターロイキン-23(IL-23)阻害薬・リサンキズマブ(遺伝子組換え)(製品名:スキリージ)について、150mg/mLプレフィルドシリンジ(PFS)およびオートインジェクター(AI)製剤の追加の製造販売承認を国内申請したことを発表した。
リサンキズマブはIL-23を選択的に阻害する生物学的製剤。国内では、2019年3 月に、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、乾癬性関節炎(関節症性乾癬)、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症を効能・効果として、4つの乾癬の適応症で製造販売承認された。
現在、承認されているリサンキズマブ(製品名:スキリージ皮下注75mgシリンジ0.83mL)の用法・用量では、通常1回150mgを0週時、4週時、以降12週間隔で投与し、1回の投与に75mg製剤を2回投与する必要がある。今回の申請によって150mg製剤が追加されれば、投与回数の半減によって投与時の利便性向上および患者の注射による負担軽減につながる新たな選択肢として期待される。 同剤は、米・アッヴィと独・ベーリンガーインゲルハイムとの業務提携の一環で、アッヴィがグローバルな開発と製品化を主導している。