ファイザー スタートアップ企業5社と協業 「第2回ヘルスケア・ハブ・ジャパン」開催
公開日時 2020/09/07 04:50
ファイザーは9月4日、「第2回ファイザーヘルスケア・ハブ・ジャパン」の社内イベントを8月31日に開催したと発表した。ヘルスケア・ハブはオープンイノベーション戦略を活用し、デジタルヘルステクノロジーやサービスを持つスタートアップ企業と協業し、患者により良い解決策を提供するファイザーの全世界的な取り組み。当日は、原田明久社長や役員、社員がWeb形式で参加し、質疑応答とディスカッションを行った。
当日登壇したスタートアップ企業は、①エルピクセル(EIRL Brain Aneurysmが深層学習を活用したプログラム医療機器として日本初の薬事承認取得)、②Moff(自社開発のウェアラブル端末Moff Bandを活用した病院・介護施設、在宅向けIoTリハビリ支援サービスを提供)、③コグニティ(AI技術を用いて営業トークやプレゼンを数値やグラフで「見える化」)、④Ubie(AI問診サービス「AI問診Ubie」と「AI受診相談ユビー」を開発・提供)、⑤リーズンホワイ(地域や施設の間の治療格差を是正し、若手医師の教育プラットフォームを構築)-の各社。5社のスタートアップ企業から、最新のサービスと医療現場における未解決課題のアイデアについてプレゼンテーションを行った。
◎原田社長「製薬ビジネスはパラダイムシフトが必要だ」
同社の原田明久社長は、「医療を取り巻く環境は日々変化しており、製薬ビジネスはパラダイムシフトが必要だ」と強調。「今後のより良い医療の実現と患者により良い解決策を提供するために、スタートアップ企業の皆様とともに協業を検討させていただけることを誇りに思う。我々はスタートアップ企業の企業文化や起業家精神などを学び、患者さんの生活を大きく変えるブレークスルーを生みだして参りたい」と述べた。