降圧剤ミネブロ カリウム保持性利尿薬市場でシェア4%
長期処方解禁も立ち上がり穏やか コロナも影響か
公開日時 2020/07/31 00:00
国内患者数が4300万人と推計される高血圧(高血圧治療ガイドライン2019)。多くのクラス降圧薬、あるいはその複数成分の配合剤が上市され、すでに新薬開発は終了した感があるが、4300万人のうち、治療中で140/90mmHg未満にコントロールできている患者は27%に過ぎない(前出のGL)。降圧目標が130/80mmHg未満の患者もいるので、目標達成率としてはさらに低い可能性がある。そうした中で19年5月、高血圧を適応とするミネラルコルチコイド受容体(MR)拮抗薬のエサキセレノン(製品名・ミネブロ)が発売された。今回は、MR拮抗薬を含む降圧利尿薬(単剤)について、いつものように、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータをもとに探って...