疾患啓発（DTC）研究会疾患啓発（DTC）研究会はこのほど、「疾患啓発綱領」を策定した。近年のインターネットの普及により、患者やその家族が疾患に関連する情報についてネットを通じて入手するケースが増加している。ただ、ネット情報の中には根拠に乏しいものも混在しており、治療の遅延や症状の悪化につながりかねない状況も散見される。一方で製薬企業も患者中心の医療を掲げ、様々な形で情報提供や情報発信を行っているものの、疾患啓発活動に関する行動基準が明確化されておらず、活動そのものに誤解が生じることがある。今回策定された疾患啓発綱領は、製薬企業が行うべき疾患啓発活動の基本原則として、６つの「行動基準」を明確化した。疾患啓発綱領の序文には、「製薬企業が疾患に係わるさまざまな啓発活動をともに進める団体・組織や協...