1000億円超のブロックバスターが内資から消滅
国内主力品の“小粒化”進む 300億超製品の確保・成長がカギ
公開日時 2020/06/30 00:00
各社の主力製品から見る収益構造の変化「十年一昔」(じゅうねんひとむかし)といわれるが、製薬業界を取り巻く環境の激変ぶりをみると、製薬ビジネスは“五年一昔”といえるのではないか。直近5年間だけみても、各社の主力品は生活習慣病薬からスペシャリティ薬へのシフトが進んだ。加えて、1製品当たりの売上規模も、かつての1000億円を超えるブロックバスターは鳴りを潜め、500億円超の製品を息の長い製品に成長させる収益モデルへと変化している。ミクス編集部は、製薬各社の収益構造の変貌ぶりを可視化する目的で、国内大手の主力製品群に着目し、2019年度と14年度それぞれの年間売上100億円以上の主要製品をピックアップした。その結果、各社の売上トップ製品の売上規模は5年前と比べてスケールダウン...