中外製薬執行役員営業本部長日高伸二氏「ＭＲの働き甲斐をあげることが最も重要だ。この機会にＭＲ一人ひとりが自分を磨き、新しい価値を身につけ、成功体験の機会を増やして欲しい」――。そう語るのは４月１日付で中外製薬の営業本部長に就任した日高伸二氏だ。「時代が変わってもＭＲの仕事は医薬品の適正使用の推進に他ならない」と熱く語る。「ＭＲが適正使用を推進し、医療現場で正しく使われるようになれば、必ず患者さんのアウトカムの向上につながる。そこにうまくデジタルを活用していきたい」――。中外製薬のＭＲと言えばスペシャリティ領域に特化するインテリジェンス集団という印象を誰もが抱く。ところが日高本部長の視線の先は、あくまで現場主義へのこだわりにある。「小さくても良いから“ありがとう”と言っ...