腸内消炎剤 リアルダがシェア14%に
アサコールなどから切替え トップうかがう
公開日時 2020/03/31 00:00
炎症性腸疾患である潰瘍性大腸炎とクローン病の治療薬は、炎症部位への送達と患者の受容性を考慮して様々な改良がなされている。近年では、大腸全域への送達を実現したリアルダ錠(持田製薬)と局所への投与をより確実・簡便にしたレクタブル注腸フォーム(EAファーマ、キッセイ薬品)などがある。ベース薬である5-ASA製剤やステロイドで効果不十分な症例に対して、JAK阻害薬や新たな標的の生物学的製剤の投入も相次いでいる。そこでいつものように、調剤レセプトから実際の処方動向を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、読み:ジェイミリ)のデータから、調剤薬局における炎症性腸疾患の処方動向を読み解く。今回は、炎症性腸疾患に使用される薬剤のうち、5-ASA製剤とステロイド剤(注腸、坐剤、ブデソニド経口剤)、免疫調...