テレビドラマプロデューサー志村彰さんテレビ東京で放送中のドラマ・病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜。多額の借金を抱え、倒産寸前だった病院の復活劇を描いたドラマとして、いま注目を集めている。このドラマには、医療ドラマでおなじみの“神の手”を持つ医師は出てこない。ストーリーの主軸はあくまでも病院の経営だ。ドラマを企画した志村彰プロデューサー（Theicon代表取締役社長）は、「いわゆる普通の医療ドラマはやりたくなかった」と話す。医師不足や医療コストの上昇、それに診療報酬の減額――。描き出すのは、多くの病院が置かれている厳しい状況だ。「病院の存続は当たり前ではない」。志村プロデューサーは、視聴者に対し、厳しい現実を伝えようとしている。（岡山友美）〔略歴〕1955年生まれの...