期待されるPBPMの浸透 医療施設間の標準化が課題か
薬剤関連のタスク・シフト/シェアは進むのか
公開日時 2019/11/30 00:00
2024年4月からスタートする勤務医の時間外労働規制を見据え、超過勤務医師の多い医療機関では今後の4年余りで時間短縮を図り、一定の水準をクリアしていかなければならない。そのためのマネジメント改革のひとつとして注目されているのが、医療従事者の合意形成のもとで進めていくタスク・シフト/シェアだ。10月に「医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会」の初会合が開催され、11月の2回目の会合では、検討の対象となる業務のリストを提示された。それによると薬剤師をシフト先とする薬剤関連の業務は制度的には概ね実施可となっている。普及に向けてどのような取り組みが必要となるのかを考察した。(富井和司)現行制度で実施可能な業務最大限に推進11月8日のタスク・シフト/シェア推進検討会で...