ライフサイクルを加速させる「BAMTM」で
市場の激変に対応するための改革をサポート
提供:サイネオス・ヘルス
バイオ医薬品に特化したソリューションサービスを展開するサイネオス・ヘルスは、バイオ医薬品*のライフサイクルを加速させるビジネスモデルとして「BAMTM(Biopharmaceutical Acceleration ModelTM)」を打ち出し、世界展開する。日本市場におけるBAMTMの可能性について、サイネオス・ヘルスの日本・アジア太平洋地域統括責任者であるセバスチャン・バザー氏にうかがった。
*医薬品及び医療機器を含める
■ 効果的な上市実現を含めた
ライフサイクルマネジメント支援
――貴社の事業展開のコアとなるコンセプトを教えてください。
セバスチャン氏 弊社は、バイオ医薬品に特化したソリューションを提供する唯一の会社です。独自の包括的サービス提供により“バイオ医薬品のライフサイクルを加速させるビジネスモデル”として、「BAM
TM(Biopharmaceutical Acceleration Model
TM)」を世界的に打ち出しました。
BAM
TMは、弊社の統合的ソリューションをベースにしたサービス提供の形で、日本市場の様々な状況変化にもフレキシブルに対応できると考えています。
――厳しい環境にある日本市場ですが、BAMTMというモデルによるサービス展開は適合するのでしょうか。
セバスチャン氏 現在の日本の医薬品市場は、高まる圧力や規制推進などを要因として、未曽有の変化が求められています。変化の中核には、革新的なバイオ医薬品をより早く、より低コストで市場に出すという大きな課題があります。一方で、ライフサイクルの成熟・衰退期にある医薬品については、費用対効果も検討しなければなりません。
これらのニーズに応えるためには根本的な変革が必要で、2つの対策が考えられます。まず、臨床開発において従来の安全性・有効性評価に加え、実臨床のエビデンス(リアルワールド・エビデンス;RWE)に代表される、より包括的なアウトカム・ベースの研究を行うということです。そのプロセスを、開発の早期段階から上市戦略を組み込んでいく必要があります。この点を正しく実施すれば、薬価算定する際に製品の真の革新的な点が適切に評価されることになります。
もう1つの対策は、上市後のライフサイクルを今一度考え直すことです。成熟期に向かって費用対効果の高い戦略が取られているかを徹底的に考える必要があります。
BAM
TMは、これらの対策を根本からサポートできるように設計されています(
図A)。弊社ではBAM
TMのコンセプトに沿って、各部門の垣根を越えた組織体制を実現し、従来のCRO、CSO、コンサルティングなどのサービスに、独自のオペレーション方法を融合させています。そして、臨床開発や上市過程で得られたインサイトを患者さんや医師による治療過程で活用し、また次の研究や開発に取り入れ組織全体の学習サイクルを機能させています。
また、これらの弊社サービスを、バリューチェーンとして網羅的に利用していただくことにより、全てのフェーズでランニングコストを削減できるという利点もあります。私たちは、個々の顧客に合わせて個別にサービスやプロセス、チームを組み合わせ集約したソリューションを提供することで、BAM
TMの価値の最大化に努めています。
BAMTMのメリットが得られる
製薬企業の3タイプとは
――BAMTMのメリットは、どのような企業がより得られるのでしょうか。
セバスチャン氏 大別して3つの企業タイプが考えられます。
まず、第1の企業タイプとしては、国内外の大手製薬企業があげられます。顧客の多くは、アウトソーシングやマーケティング エージェンシー、アドバイザリーサービスなど2、3のサービスを独自に組み合わせて利用することで、BAM
TMの価値を高めています。例えば、臨床試験の提案書を作成する際、必ず治験のブランディングと製品のネーミングサービスも盛り込みますし、顧客が1つの治験管理チームの下、統合的なソリューションサービスを利用できるよう提案しています。
次に、第2の企業タイプとしては、海外市場に成長の軸を置いている、中小規模の国内企業があげられます。多くはまだグローバル展開を始めたばかりの企業なので、一貫したサポートモデルは、多岐に渡る上市・市場展開までのプロセスを確立させグローバル企業へ導くという点で非常に魅力があると思います。特に欧米市場への参入準備を進める場合、弊社のサービスは有用だと考えます。
最後に第3の企業タイプとしては、自社開発した革新的な医薬品の上市先の候補に日本を検討しているものの、様々理由から導出やコ・プロモーションに思いとどまっている、海外の中小規模のバイオ医薬品企業があげられます。日本市場での資金調達に課題を抱えている企業であれば、弊社のキャピタル・ソリューション・サービスを同時活用することで、投資家を探し資産の希薄化を回避しつつ、上市後の管理も強化できる可能性があります。そのため、多くの革新的な企業の間で、弊社の統合的なサービスの利用が増えています(
図B)。
――日本におけるBAMTMの今後の展望を教えてください。
セバスチャン氏 BAM
TMは、変化し続ける日本の医薬品市場に適したモデルで、なおかつ弊社の社員は日本特有の市場環境に合わせた形でのサービスについて熟知しています。よりコマーシャル主導型で、エビデンス重視の開発と上市計画を模索する一方で、プロモーションの生産性向上も求められている製薬企業にとって、BAM
TMは費用対効果の高い方法で顧客ニーズに応えられると確信しています。
――ありがとうございました。
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