スズケン Dr.JOYと資本業務提携 新たな医療情報プラットフォームやソリューションを開発
公開日時 2019/09/30 03:51
スズケンは9月27日、医師とMRとの面会アポイント調整システムなどを提供するDr.JOY(本社:東京都渋谷区、石松宏章社長)と資本業務提携契約を締結したと発表した。契約締結日は25日付け。Dr.JOYが25日に実施した第三者割当増資をスズケンが2億9900万円で引き受けた。スズケンがDr.JOYの株式を保有するのは今回が初めてだが、株式保有比率は開示していない。
スズケンは、一部地域を除き、Dr.JOYの唯一の代理店として同社サービスの医療機関向け提案営業を支援している。スズケンは両社共同の取り組みによって、医療機関・保険薬局、製薬企業、患者に対して、革新的な医療情報プラットフォームやソリューションの開発・提供が可能になると判断し、資本参加を含む業務提携を行うことにした。
これまでに合意している業務提携内容は、両社が保有する取引チャネルやノウハウ、機能のネットワーキング化などにより、▽医療の効率化・安全性向上に資する医療機関や保険薬局向けソリューションの新規開発・展開▽製薬企業向けソリューションの新規開発・展開▽地域包括ケア分野における製薬企業や顧客支援モデルに関する共同研究――の3つとなる。
Dr.JOYは現在、医師などの医療従事者向けと、製薬企業MRや医薬品卸MSら向けに、働き方改革支援ソリューションを提供している。医療従事者には取引業者管理機能、医師勤怠管理機能、薬薬連携機能、地域連携機能などを持つ医療機関向けプラットフォーム「Dr.JOY(ドクタージョイ)」を提供。製薬企業などには面談予約機能を持つ医療関連企業向けプラットフォーム「Pr.JOY(パートナージョイ)」を提供している。
スズケンは、今回の資本業務提携を通じて新たなソリューションを共同開発し、Dr.JOYのサービスをより発展させたいとしている。