アレクシオン 新社長に笠茂氏 代謝性疾患事業本部長と兼務
公開日時 2019/07/18 03:50
アレクシオンファーマ合同会社は7月17日、代謝性疾患事業本部長の笠茂公弘氏が8月1日付で社長に就任すると発表した。笠茂氏は、低ホスファターゼ症の治療薬・ストレンジック、ライソゾーム酸性リパーゼ欠損症の治療薬・カヌマの上市を手掛けるなど、これまでの実績、リーダーシップが評価されたという。代謝性疾患事業本部長と兼務する。
2017年4月に社長に就任した伊藤嘉規氏の退任に伴う異動。同社によると、伊藤氏の退任は7月31日付だが、それ以前に「本人より一身上の都合により、辞職したいとの希望があった」という。意向が示された具体的な日時は開示していないが、それ以降は、笠茂氏が暫定的な日本代表として職務を行ってきたとしている。
笠茂氏は1960年3月生まれ、59歳。医学博士。84年に旭川医科大学を卒業後、日本大学医学部精神神経科、McGill大学精神科(カナダ)にて診療、研究、教育に従事。この間、1988年に日本大学大学院医学研究科博士課程を修了。2000年に当時の万有製薬(現MSD)に入社し、研究開発およびファーマコビジランスの要職を歴任。08年にユーシービージャパンのメディカルアフェアーズ本部長を務めたあと、14年にアレクシオンファーマに入社した。