帝人 特定保健指導対象者に睡眠アドバイスサービス
公開日時 2019/07/17 03:50
帝人は7月16日、リンケージ社(東京都中央区)が契約する健保組合の特定保健指導対象者に対し、睡眠アドバイスを提供するサービスを始めると発表した。帝人のサービスは「スリープチェック」と呼ばれるもので、10 分程度のアンケートの結果から個人の睡眠タイプを分析し、タイプ別に睡眠に関するアドバイスを提供する。不眠や睡眠障害の抑制を目的として行われるもので、帝人は提携を通じ、サービス拡大を図る。
帝人とリンケージの業務提携により実現するもの。リンケージは、ICTの活用などによる特定保健指導、禁煙、重症化予防などのサービスを提供している。医療機関、医師、保健師、看護師、管理栄養士などの豊富なネットワークが強みという。帝人はグループとして、睡眠時無呼吸症候群(SAS)治療装置のレンタル事業をはじめ、ウェアラブルデバイスの販売に至るまで幅広く睡眠関連ソリューションの提供を進めている。その一環で2018年4月からは健康経営支援として「SleepStyles 睡眠力向上プログラム」の提供を開始。今回の業務提携により、リンケージと契約する健組合の特定保健指導の対象者に対し同プログラムをカスタマイズした「スリープチェック」の提供を始めることになった。
厚生労働省の「国民健康・栄養調査(平成 29 年)」によると、「ここ 1か月間、睡眠で休養が十分に取れていない」者の割合は20.2%。増加傾向にあるといい、この需要を取り込む。