マルホ アトピー性皮膚炎患者向けアプリの提供開始
公開日時 2019/06/04 03:50
マルホは5月29日、アトピー性皮膚炎患者向けスマートフォンアプリ「アトピーノート」の提供を開始した。アプリでは、かゆみの程度や患部の写真、薬の服用状況の記録などが可能となる。アトピー性皮膚炎は増悪と軽快を繰り返すのが特徴で、継続した治療が必要。同社では、アプリを通じ患者が自身の症状を把握することで、診察時の患者と医師との間のコミュニケーションを促し、治療の継続を支援する。
アプリは、マルホとWelbyが共同で開発した。Welbyが運営し、マルホが提供する。主な機能は▽症状記録、▽サポート記録、▽振り返り-。このうち症状記録では、かゆみの程度や服薬状況の記録のほか、湿疹などの皮膚症状の写真を部位別に保存できる。記録したデータや写真は、振り返り機能を使って確認できるため、診察時に医師に症状変化や治療経過を伝える際に役に立つ。
サポート記録では、薬の飲み忘れや塗り忘れを防止するリマインダー機能や、次回通院日のお知らせ、疾患に影響する花粉、紫外線などの気候状況が確認できる。
アプリは、App Store、Google Playから無料でダウンロードすることができる。