がんゲノム×実診療データで個別化医療を発展
中外 小坂社長
公開日時 2019/05/31 00:00
中外製薬代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)小坂達朗氏「がんゲノムデータと実診療データを組み合わせることで、新たなインサイトが生まれる」-。中外製薬の小坂達朗代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)はこう話す。がんのリーディングカンパニーである中外製薬が目指すのは個別化医療の実現だ。「データをコントロールすることは大事だが、独占するものではなく、オープンにすることが大事だ」と語る小坂CEOの目には、オープンイノベーションで革新的新薬を生み出す新たな企業像が映る。産業構造転換が進み、イノベーションの重要性が増すなかで、求める人材も変容する。「適材適所ではなく、適所適材に変えていくということが大事だ」と語る小坂社長に話を聞いた。(望月英梨)デジタルに製薬産業のチャンス―日本市場をどう見ますか...