ノバルティス 子会社のアルコンファーマを吸収合併へ
公開日時 2019/03/07 03:51
ノバルティスファーマは3月5日、同社の眼科領域製品の販売提携子会社アルコンファーマを4月1日付で吸収合併すると発表した。今後はノバルティスの眼科領域事業部となり、アルコンの約400人のMRが営業活動を行う。同事業部では、抗アレルギー薬パタノール、加齢黄斑変性治療薬ルセンティスほか感染症、緑内障の治療薬を扱う。
アルコンファーマは、日本アルコンの医薬品事業本部とノバルティスの眼科領域事業部が統合して発足。2017年4月からノバルティスが製造販売する眼科領域の製品を販売促進している。2月28日、スイスのノバルティス本社の株主総会で、眼内レンズやコンタクトなどを扱う眼科用医療機器部門のアルコン(日本法人は「日本アルコン」)をグループ外にスピンオフすることが決定したことに伴い、日本では眼科用医薬品を扱うアルコンファーマを吸収合併。グローバルと同じ事業体制にすることになった。
吸収合併に伴いアルコンファーマの小川省一郎社長は3月末で退任、退社する。約500人の社員は、ノバルティスの眼科領域事業部に移る予定。