抗アレルギー薬ルパフィン「処方増」意向、医師の8割超
公開日時 2019/01/31 00:00
第一選択薬で処方は2割にとどまる難治例以外の使い方定まらず 中枢抑制や抗コリン作用などによる副作用が少なく、効果が長時間持続する第2世代抗ヒスタミン薬で新薬上市が相次いでいる。2010年にザイザル、16年にデザレックスやビラノアが相次ぎ発売され、17年11月には抗ヒスタミン作用だけでなく、抗PAF(PlateletActivatingFactor:血小板活性化因子)作用を併せ持つルパフィンが発売された。 PAFは、血管拡張や血管透過性の亢進、知覚神経刺激、白血球の活性化などを誘導することで、アレルギー性疾患の病態に深く関与している。ルパフィンは、このPAFとアレルギー反応を引き起こすヒスタミンの2つの化学伝達物質を抑えるDUAL作用(抗PAF作用+抗ヒスタミン作用)によっ...