帯状疱疹薬アメナリーフ “処方増”は9割、“第一選択”は過半数に
公開日時 2018/12/28 00:00
適する患者像は高齢者や腎機能低下例「高薬価」が懸念材料 2017年9月に発売された抗ヘルペスウイルス薬アメナリーフは、1日1回2錠の服用で済む帯状疱疹治療薬である。これまでは、バルトレックスやファムビルなどの抗ヘルペスウイルス薬が使用されてきたが、アメナリーフはヘルペスウイルスのDNA複合を阻害する新しい作用機序を有し、ウイルスの増殖を初期段階から抑えるのが特長。また、主に糞中に排泄されるため、腎機能による薬物動態への影響が少ない。すなわち、他の競合薬はクレアチニンクリアランスに応じた投与量設定が求められるが、アメナリーフはそうした調整を必要としないというわけだ。 そこで今回は、こうしたさまざまな特長を持つアメナリーフが臨床現場でどのような評価を受けているのかを取り上げる...