ノボ 「郡山市における糖尿病対策」を共同研究 福島県郡山市と福島県立医大と実施へ
公開日時 2018/10/02 03:50
ノボ ノルディスクファーマはこのほど、福島県郡山市と2月に締結した「糖尿病対策に関する包括連携協定」に基づき、郡山市と福島県立医科大学と「郡山市における糖尿病対策」について共同研究基本契約を締結したと発表した。10月から始める。
共同研究は、郡山市特有の糖尿病の現状、その背景などを探る。国保被保険者データを用いて、性別、年齢別、区域ごとに状況を整理するとともに、住民の生活環境等の各種データを収集・解析する。その解析結果をもとにノボが持つ糖尿病の治験を基に糖尿病対策の企画を考案し、郡山市が事業として実施するという運び。
同社にとって、自治体との協定締結は日本では初めてのことだった(締結当時の記事)。同社の国内唯一の生産拠点が郡山にあり、糖尿病の予防や治療体制が重要課題となっていることから、「同市を日本一健康な都市にする」という理念の下で協定を締結、今回その取り組みが具体化された。