MRのリストラ
公開日時 2018/01/31 00:00
有限会社オフィス・ミヤジン医薬コンサルティング部門宮本研今月のポイント▼医療費抑制に向けた調整弁として、公定薬価が狙い撃ちされ続ける日本では、MRこそコスト削減の調整弁となりやすい。▼人員削減が自社で始まった場合、残留か退職かを決意する瀬戸際において、中高年MRが抱えている課題は深刻である。▼MR以外の職種において、いくらを稼ぐ能力を持っているか、リストラ拡大を契機に想定したり経験することが現実問題となる。MR総数が削減されて率直に言って、当連載で「MRがクビになる」話を取り扱うのは著者として気乗りがしない。新年の先月号で10年前の初回を振り返り、MRという職業の重要性と任務について再確認したばかりである。現役MRを含めて誠実な読者に対して、変化を先取りして改善提案を行うのが当連載の主目的な...