GE80%時代の卸経営変化と対応策…カテゴリー別採算分析で物流対策を
公開日時 2017/10/31 00:00
新薬創出加算品の見直しで粗利低下なら赤字もサプライチェーンロジスティクス研究会保高英児薬価制度改革の検討が、これから12月にかけ、次第に具体像が表面化し、メーカーや流通事業者への影響も見えてくるだろう。なかでも、改革のひとつの目玉である後発薬使用率80%達成は2020年9月が目標とされ、1兆円とも想定される市場収縮は20〜21年には現実のものとなりそうだ。改革のもうひとつの目玉の薬価の毎年改定も、消費税導入が揺れてはいるが、時期と内容が明らかになるだろう。新薬創出加算のゼロベース見直しで加算品目が絞られるとみられる。大幅なカテゴリーチェンジが出現しよう。本稿ではこれらの変化を俯瞰し、後発薬80%時代の卸経営への影響を、カテゴリー別採算シミュレーションで分析する。●20-21年には市場1兆円シ...