患者起点の情報提供で“かかりつけ”機能推進に一翼を
公開日時 2017/10/31 00:00
中小企業診断士平田雄一郎地域医療における、かかりつけ医とかかりつけ薬剤師かかりつけ医とかかりつけ薬剤師機能の評価は、診療報酬上でも進められてきた。2014年度改定では、診療所と200床未満の病院を対象に、主治医機能を評価する地域包括診療料と地域包括診療加算が新設された。さらに、16年度改定では、かかりつけ薬剤師指導料、かかりつけ包括管理料が新設された。在宅医療が推進される中で、医師と薬剤師はさらに、かかりつけ機能を発揮することが求められるだろう。地域における、かかりつけ医とかかりつけ薬剤師の現状をデータからみてみたい。「かかりつけ薬局」届出は保険薬局全体の50%都道府県別の、かかりつけ薬局の届出状況を示す(図1、フロッグウェル㈱が調査・集計)。全国平均では52.1%。これは、届け出ベースの値...