医療用医薬品の広告活動監視モニター事業
公開日時 2017/07/31 00:00
MRやMSLなどの不適切な広告活動が3か月間で39製品「クローズドな場」で証拠隠滅もMRやMSLが、社外秘のデータを、説明会などの“クローズドな場”で、口頭で説明、もしくは投影するなどし、その後資料を回収し証拠を隠滅した――。厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課は6月30日、「医療用医薬品の広告活動監視モニター事業」の報告書を公表した。医師や薬剤師、DI担当者などのモニターを通じて集積された不適切な広告活動の事例が、3か月間で39製品、項目は延べ64件にのぼった。製薬企業のプロモーションに課題があることが浮き彫りになった。企業の組織的な関与が疑われる事案が数多く含まれている。いま、製薬企業のプロモーションに関する姿勢そのものが問われている。本シリーズでは、プロモーションの現実を問う...