クレコンメディカルアセスメント株式会社取締役最高業務責任者（COO）小林慎2016年４月から、いよいよ日本でも費用対効果評価が始まりました。費用対効果評価も新たな時代に入りました。自社製品の「value」への取り組みがこれまで以上に重要になります。この連載では改めて様々な「value」について考えていきたいと思います。試行的導入で最も重要な評価指標～QALYとICER～費用対効果評価の試行的導入（以下、試行的導入）は、既収載品の評価から開始されましたが、新規収載品も条件に合致する製品については分析結果の提出が始まっている様子です。昨今の高額薬剤への議論の高まりもあり、遠からず試行的導入から本格導入となることは間違いないでしょう。試行的導入の内容については、Monthlyミクスの2017年１月...