マルホ 東レからRORγt阻害剤の全世界独占的ライセンス 新規自己免疫疾患治療薬として開発
公開日時 2017/03/16 03:50
マルホは3月14日、東レが創製し、新規の自己免疫疾患治療薬として期待されるRORγt阻害剤について、全世界を対象とした独占的な開発・製造・販売権に関するライセンス契約を締結したと発表した。炎症を促進する蛋白質のうちIL-17等を産生する免疫細胞であるTh17の活性化を抑えることで自己免疫疾患に効果を発揮すると考えられている。これから開発に着手する。
このライセンスは、「重点領域の一つである自己免疫疾患の研究・技術開発を加速させたい東レと、新たな治療薬の開発に臨むマルホの意図が合致した」ため契約締結となった。マルホは東レに契約一時金および開発段階に応じたマイルストン、販売後は販売額に応じたロイヤルティを支払う。関節リウマチ、乾癬、多発性硬化症、炎症性腸疾患など種々の自己免疫疾患の治療薬となることが期待されるという。