NSAIDs貼付剤 新薬ロコア 処方の70%が新規患者で
公開日時 2016/11/30 00:00
整形外科医中心に使用16年9月時点の市場シェアは約2%関節炎や筋肉痛などの治療に幅広く使用される非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)。経口剤は消化管障害の発現頻度が高く、これを回避するために開発されたのが外用剤だが、このうちNSAIDsの貼付剤市場はケトプロフェン(先発品名モーラス)とロキソプロフェン(同ロキソニン)が2大市場を形成している。そして、今年1月にNSAIDs貼付剤として5年ぶりの新薬となるエスフルルビプロフェンとハッカ油を主成分とするロコアテープが登場した。既存薬では経皮吸収性と深部組織への移行性が不十分とされるなか、ロコアは大正製薬とそのグループ会社のトクホンがこれを克服するために開発した薬剤。吸収の良さに伴う強力な鎮痛効果と副作用発現リスクの低減のため、1日最大2枚まで...