シンバイオ 抗がん剤トレアキシンの小容量規格製剤の承認取得 残薬の廃棄少なく
公開日時 2016/09/30 03:51
シンバイオ製薬は9月28日、抗がん剤トレアキシン点滴静注用(一般名:ベンダムスチン塩酸塩)の小容量規格製剤となるトレアキシン点滴静注用25mgの承認を同日付で取得したと発表した。既存製品の規格は点滴静注用100mg。同社は小容量規格製剤を組み合わせて使用することで、個々の患者に応じたより適切な投与量の設定が可能となり、残薬廃棄の軽減につながるとしている。薬価収載後に速やかに準備し発売する予定。
トレアキシンはエーザイを通じて販売している。適応を持つ再発・難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫及びマントル細胞リンパ腫に対しては、120mg/㎡(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注し、投与を2日間連日行い、19日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。また、慢性リンパ性白血病に対しては、100mg/㎡(体表面積)を1日1回1時間かけて点滴静注し、投与を2日間連日行い、26日間休薬する。これを1サイクルとして投与を繰り返す。