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エーザイ、NTTアイティ、NTT東日本 医療・介護で多職種連携支援 情報共有システムで

公開日時 2016/07/12 03:52
エーザイとNTTアイティとNTT東日本は7月11日、「地域包括ケア」の実現を念頭に置いた医療・介護における多職種連携支援サービスを同日から本格展開すると発表した。NTT東日本が提供する通信サービスをベースに、NTTアイティは医療・介護従事者と患者家族が、患者の日々の状態をクラウド上で共有する「ひかりワンチームSP」を提供。エーザイが、それらを用いる多職種チームによる症例検討会のアレンジ、解決事例の共有などの連携コーディネーション活動を行う。この活動にはMRではなく、地域医療・介護の連携支援専門の担当者があたる。
 
この情報共有システムは、日々の患者ごとに服薬状況や副作用、バイタルなどをチェックし、状態の変化をいち早く見つける。各チームメンバーの日々の活動状況も分かり、チームで決めたケアの方針や対応策を常に表示・確認し、一体感のあるケアができるようにしたい考え。患者家族も「連絡帳」機能などで参加できる。
 
本格実施に先立ちNTT東日本とエーザイは、パイロットシステムのトライアルを実施した。1つは、多職種連携研究会「品川 Dementiaネットワーク研究会」の協力を得て、2014年5月から2015年1月の間、品川区の医師会と共同で行った。また、品川区を含む全国16カ所でも行い、在宅患者の課題の把握やその解決に有用だったことから、これらの成果・ノウハウを生かす形で、今回本格展開することにした。
 
初期費用は5000円(税抜)で、月額利用料は1登録者につき(最低登録患者数5人から。多職種の数は無制限)500 円/月(税抜)。
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