日本リリー 抗がん剤サイラムザに「非小細胞肺がん」の効能追加承認取得
公開日時 2016/06/22 03:50
日本イーライリリーは6月20日、抗がん剤サイラムザ点滴静注液(一般名:ラムシルマブ(遺伝子組換え))の効能効果に「切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」を追加する承認を取得したと発表した。追加効能に対する用法用量も追加し、ドセタキセルと併用する。
同剤は抗体製剤で、がんの転移や増殖に関わる血管新生を促すVEGFR-2(血管内皮細胞増殖因子受容体2)を阻害し、効果を発揮する。2015年3月に「治癒切除不能な進行・再発胃がん」、同年5月に「治癒切除不能な進行・再発結腸・大腸がん」の適応で承認され、販売されている。