塩野義製薬とアストラゼネカは６月17日、高コレステロール血症治療薬クレストール錠（一般名：ロスバスタチンカルシウム）の新剤形として、口腔内崩壊錠のクレストールOD錠2.5mg、同５mgを同日に新発売したと発表した。通常錠と同様、OD錠も共同販売する。薬価はOD錠2.5mgが63.1円、同５mgが121.3円で、通常錠と同額。

嚥下機能が低下している患者や水分摂取を控える必要のある患者などの新たな選択肢になるほか、利便性の高さから服薬コンプライアンスの向上も期待できるとしている。高コレステロール血症は自覚症状が少ないこともあり、患者の治療継続率は男性で約35％、女性で約45％と他の生活習慣病と比較して低いという。