経口C肝薬 ダクルインザはネットチャネルで存在感
公開日時 2016/02/29 00:00
C型肝炎ではインターフェロンフリーとなる経口治療薬の上市が相次ぎ、高薬価も影響して、短期で売上高1000億円を超える製品が続々登場している隆盛期にある。C型肝炎は大きくジェノタイプ1型と2型に分かれるが、今回はC型肝炎患者の約7割を占める1型の経口C型肝炎治療薬にフォーカスし、処方影響力調査から「戦国期」を俯瞰したい。処方影響力は、医師が当該薬剤の情報に触れた時間と処方へのインパクトから算出される指標のこと。MRやインターネットなど情報チャネル別に算出できる。まず、最新の16年1月の全チャネル合計の処方影響力はダクルインザ、ヴィキラックス、スンベプラ、ハーボニーの順となった。ダクルインザとスンベプラは併用して用いる薬剤で、インターネットチャネルを中心に存在感を示している。14年9月に発売した...