GLP-1受容体作動薬 週1回製剤トルリシティ MR活動、講演会で存在感
公開日時 2016/01/31 00:00
食後の高血糖に合わせてインスリン分泌増加とグルカゴン分泌抑制をすることで血糖値を低下させるホルモン「インクレチン」の一種であるGLP-1は、体内の酵素DPP-4により短時間で分解される。DPP-4阻害薬は、その作用でインクレチンを増加させるわけだが、一方でGLP-1受容体を刺激することでその分泌を促すのがGLP-1受容体作動薬である。GLP-1受容体作動薬は単独では低血糖を起こしにくいことに加え、体重増加も避けられる利点もあるが、注射薬という点がネックで、最近ではそれを考慮した週1回製剤も新たに登場している。そこで今回はこのGLP-1作動薬を取り上げる。まず、15年12月の全チャネル合計の処方影響力はトルリシティ(週1回製剤)、ビクトーザ、リキスミア、ビデュリオン(同)、バイエッタの順。週1...