調剤薬局の併用薬数 12年ピークに右肩下がり 15年は平均3.57剤
公開日時 2016/01/31 00:00
処方量トップのロキソプロフェン併用上位にレバミピド、ケトプロフェン、メコバラミン近年、高齢者を中心に多剤処方がとりわけ問題視されている。多剤併用は時として患者の服薬アドヒアランスの低下を招き、大量の残薬にもつながる。そこで今回は医療情報総合研究所(JMIRI)のデータから処方せんレベルでの薬剤処方数の実態を明らかにしたい。まず、最新の15年11月から過去6年分の処方せん当たりの平均薬剤数の推移は、09年11月が3.61剤、12年11月が3.68剤とピークで、その後は15年11月の3.57剤まで右肩下がりの傾向である(図1)。JMIRIではこの減少傾向について、「薬局での残薬確認、多剤処方解消への取り組みの効果ではないか」と分析する。12年4月の調剤報酬改定では薬剤服用歴管理指導料の算定要件に...