日本小児科学会 B肝ワクチンの優先接種患者を提示 化血研問題による供給不足で
公開日時 2015/12/25 03:50
日本小児科学会は12月24日、化血研が承認書と異なる製造をしたことで、出荷自粛要請を受けているB型肝炎ワクチンが来年早々には供給不足に陥る見通しだとして、優先的に接種すべき患者を示し、対応を呼びかけた。具体的には▽母子感染予防のための接種▽HBs抗原陽性の血液による針刺し等の汚染事故後のB型肝炎発症予防のため接種▽家族内にB型肝炎キャリアの方がいる場合の乳児への接種--。同学会は、「各医療施設においては、これらの対象へのB型肝炎ワクチン接種に不足が生じないよう、必要最小限を確保しておく必要がある」としている。